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丹野

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Sitecore(サイトコア)のデジタルマーケティング

Sitecoreのデジタルマーケティング

デジマを始めたいご担当者様へ
近年Webマーケティングの取り組みを強化している企業は多いかと思います。
そのためにまず考えることは”デジマツールの導入”ではないでしょうか。

会社としてデジタルマーケティングに力を入れていきたいけれども、どのツールを入れれば良いのかわからない。 そんな中でいろいろなツールを検索し、どのツールが効果的で、費用対効果を期待できるのか比較検討される方も多いと思います。

本コラムでは Sitecore(サイトコア)のデジタルマーケティング機能にスポットを当て、 他のデジマツールと比較したうえでのメリットをまとめていきたいと思います。

01.
Sitecoreは
ただのCMSではありません!

まず最初に、「Sitecoreとは何か」について、基本的な説明から入っていきましょう。
Sitecoreはエンタープライズ向けのCMS(Contents Management System)です。ただし、よくある普通のCMSではありません。

Sitecoreの最大の特徴の一つに「CMS機能だけでなくデジタルマーケティング機能を有している」というものがあります。
そのため、Sitecoreはデジタルマーケティングプラットフォームとも呼ばれています。

「CMSにちょっとだけついてるおまけ機能みたいなものでしょ」
「専用のデジタルマーケティングツールと比べて性能はどうなの?」

CMSのデジマ機能と聞くと上記のように思う方がいらっしゃるかもしれませんが、 そういう方にこそ、是非Sitecoreの高機能なデジタルマーケティング機能を知っていただきたいです。

実はSitecoreは欧州やオーストラリア、米国などではCMSではなくデジタルマーケティングツールとして 幅広く認知されており、「デジタルマーケティングをやりたいからSitecoreを導入する」という企業も多く存在するほど、 デジタルマーケティングツールとしての評価が非常に高いソリューションなのです。

では、Sitecoreには一体どのような特徴があり、高い評価を得ているのでしょうか。

02.
一般的なデジマツールと
Sitecoreの費用面の違い

一般的なデジタルマーケティングツールの導入メリットとして、 安価で早急な導入が可能という点があります。

例えば「b→dash」や「HubSpot」などであれば、マーケティング機能の一部利用で月額5万円~から利用が可能です。 導入数が多い「Marketo」や「Salesforce」であっても月額数十万円から利用可能で、 スモールスタートしたい企業にとってマーケティングツールの導入は価格面で魅力的です。

初期費用という面では、SitecoreはCMS基盤であるため、その他のツールと比べて高額になります。
そのため、基盤の変更を考えていない企業(デジマ機能だけ実装したい企業)、サイト規模があまり大きくなく、 本格的なデジタルマーケティングの運用を考えていない企業にとっては、Sitecoreの費用対効果はあまり高くないかもしれません。

逆に、デジタルマーケティングに本格的に取り組むにあたって、サイト構成からガラッと変え、 ユーザーにパーソナライズしていきたい、といったような基幹連携も含めた本格的なデジマ利用を 考えている企業にとって、Sitecoreは非常に費用対効果の高いソリューションとなります。

Sitecoreのデジマ機能の費用は、CMSのライセンス費用に含まれており、デジマ機能をフル活用しても 費用は上がりません。
Sitecore標準のデジマ機能と同等の機能を利用するには他のデジマツールで年間数百万円のライセンス費用が 必要となります。
そのため、デジタルマーケティングの規模(対象ユーザー数やサーバ構成など)が大きい企業であるほど、 中長期的な視点に立った時のコストパフォーマンスが非常に高くなるツールと言えます。

また、このSitecoreライセンスの費用の中にはCMS機能、デジマ機能に加え、アクセス解析機能やユーザー管理機能、多言語機能なども含まれています。
これらの豊富な機能は、年間数百万円の固定ライセンス費を払うだけで、追加費用を払うことなく利用可能です。

サイトコアエクスペリエンスプラットフォーム

例えば全く同じ機能を使用するときに別々のCMS、デジマツール、アクセス解析ツールのライセンスを3~5年間払い続ける場合と、 Sitecoreのライセンス費用を同じ期間払う場合とでは、同額かSitecoreのほうがトータルコストは安くなります。

また、ツールがバラバラでなく、1つの管理画面で操作可能なので、運用が楽になるメリットも大きいと思います。

デジタルマーケティングと言っても、企業によって取り組みたい課題は様々です。
自社のデジタルマーケティング課題の中で、コンテンツの更新、パーソナライズ、メール連携、アクセス解析など 複合的な取り組みが必要になる場合にはSitecoreは費用的にも非常に魅力的な選択肢になるかと思います。

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03.
Sitecoreの
デジタルマーケティング機能の特徴とは

Sitecoreのデジマ機能の最大の特徴は、CMS機能と結びついているため、サイト内コンテンツの全てのアイテムで パーソナライズ、レコメンドなどのコンテンツの出し分けが可能なことです。

通常、CMSと結びつきのない外部ツールでパーソナライズしようとすると、LP(ランディングページ)の メインビジュアルの出し分けなど、キャンペーン単位でのパーソナライズしかできません。

しかし、SitecoreはすべてのアイテムをCMSで自ら管理しているため、TOP、一覧、詳細すべてのページアイテムが パーソナライズ範囲となります。
そのため、キャンペーンLPを通ってきたユーザーがサイト内に遷移してきたときにも、ユーザーの属性に合わせた コンテンツの表示が可能です。

このパーソナライズが有効なのかどうかの検証も、Sitecoreのアクセス解析機能を用いて分析することができ、 A/Bテストで任意のコンテンツを出し分けてテストすることも可能です。

上記の通りSitecoreはWebマーケティングに必要なほとんどの機能が標準の機能として備わっているので、 デジマを本格的に実装し、一貫した取り組みを進めていきたいときに1つの管理画面ですべて完結することができます。

04.
最後に

お客様のWeb上での購買行動は範囲を広げており、数万円~数十万円の商材やサービスもWeb上で情報を収集して、 そのまま購買まで至るケースが増えてきています。
そのような時流の中、Web上でユーザーに合致した情報を出し分けるパーソナライズ、レコメンドの 有効性はますます高まっています。

企業によって、実施したいWebマーケティングの施策も様々です。
デジマツールも現在多くの選択肢がありますが、企業は自社のニーズに合ったツールを選定する必要があります。 ツールを使いこなせなかったり、物足りなくなったり、拡張するために複数のツールを連携開発する必要が出てきたり、 デジタルマーケティングを実行するための課題は多くあります。
Sitecoreならたった1つのツールでお客様のご要望に幅広く対応することが可能です。

この機会にデジタルマーケティングツールとしてのSitecoreの魅力を感じていただければ幸いです。

LYZONではSitecoreに関するお問い合わせをお待ちしております。
是非お気軽に弊社お問合せフォームからご連絡ください。



※エントリーの内容・画像等は、公開時点での情報に基づきます。
※Sitecoreのバージョンによって実装されている機能が異なります。

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