動画で解説!One to One マーケティングとは
01.
One to Oneマーケティングとは?
One to Oneマーケティングとは、顧客の属性や行動履歴、趣味趣向などに合わせて、ひとりひとりのニーズに合わせたマーケティング手法です。
ネットサーフィンをしていると、「この間、閲覧したサイトの広告が出てきた!」なんて経験をしたことある方も多いのではないでしょうか。
これが、One to Oneマーケティングです。
顧客ごとに合わせた具体的な提案を行うため、顧客がより興味を持ち、効果的に成果を出すことができます。
One to Oneマーケティングの仕組み
One to Oneマーケティングには、「Cookie」が使用されており、顧客ひとりひとりに合った提案ができるようになりました。
Cookieとは、スマートフォンやパソコンなどのブラウザから、webサイトを閲覧した際に、ユーザーのログインIDやアクセス履歴、訪問回数などの情報が保存される仕組みです。
例えば、あなたがwebサイトを閲覧したときに、初回の訪問なのか、それとも2回目の訪問なのかといった情報が、webサイト側に送られます。
One to Oneマーケティングでは、このCookie情報をもとに、他サイトを閲覧している際にも、前回閲覧した商品の情報を表示させ、購買意欲を掻き立てます。
02.
得られる効果
One to Oneマーケティングでは、主に以下2つの効果が得られます。
- 顧客との信頼関係が築ける
- コンバージョン率が改善する
それぞれ詳しく解説します。
顧客との信頼関係が築ける
One to Oneマーケティングでは、顧客の行動履歴をもとに最適な情報のみを提供するため、顧客との信頼関係が築きやすいです。
例えば、ターゲティングを設定せずに、誰かれ構わず広告を配信した場合、その商品に興味のない顧客からは嫌悪感を持たれてしまいます。
しかし、One to Oneマーケティングであれば、商品に対して興味がある人のみに広告を配信します。
その結果、自社広告にネガティブな印象を持つユーザーを減らし、企業に対して信頼を抱く土台となります。
コンバージョン率の改善
One to Oneマーケティングは、見込み顧客に最適な情報のみを配信するため、コンバージョン率の改善に繋がります。
例えば、「サイトを一度でも訪問したことのあるユーザー」と「サイトを一度も訪問したことないユーザー」で比較してみましょう。
サイトに一度でも訪問したことのあるユーザーの方が圧倒的に自社商品に興味があり、購入してくれる可能性が高いです。
このように、自社の商品やサービスに関心を持っているユーザーに絞ってアプローチできるため、コンバージョン率が高められます。
03.
運用する際のコツ
One to Oneマーケティングでは、顧客に適した手法を用いた運用が重要です。
実際にOne to Oneマーケティングを運用する際のコツとして、よく利用されている手法を紹介します。
リターゲティング広告
リターゲティング広告とは、一度でも自社サイトを訪問したユーザーに対して、広告を配信する手法です。
一度でもサイトを訪問したユーザーは、商品やサービスに大きな興味を持っています。
そのユーザーにリターゲティング広告を用いて、再アプローチをすることで、webサイトの再訪問や購入の再検討を促します。
自社サイトを訪問したことがない、購入の可能性が不明なユーザーへ一方的に広告を表示させるよりも、興味を持っているユーザーに広告配信をした方が、効果的なマーケティングが可能です。
レコメンデーション
レコメンデーションとは、過去の購入履歴や閲覧履歴などから、関連商品などをおすすめする手法です。
例えば、Amazonなどで商品を見ている際に「この商品を買った人はこんな商品も買っています」としておすすめの商品が表示されます。
このおすすめの商品を勧める機能は、レコメンデーションの手法を使用しています。
レコメンデーションは、関心のある可能性の高い商品を勧められるため、購買に繋がる可能性が高く、効率の良い手法の一つです。
メール配信・DM送付
メールアドレスやSNSのアカウントなど、ユーザー情報が得られている顧客に対しては、興味関心のありそうな情報を、直接メールやDMを送る手段があります。
例えば、閲覧履歴のある商品のキャンペーン情報や優待情報を直接送ることで、購買意欲が高められます。
LPO
LPOとは、ランディングページを最適化し、訪問した顧客の購買率を上げるマーケティング手法です。
LPOツールを活用すると、ユーザーの流入元やサイト内での行動データをもとに、キービジュアルやおすすめ商品といったページ内の要素を出し分けることができます。
ランディングページで顧客に興味を持ってもらうために、デザインや構成、メッセージなどを過去の訪問履歴から最適化し、成約の確率を上げていきます。
04.
まとめ
One to Oneマーケティングは、ひとりひとりのニーズに合わせたアプローチができるだけではなく、顧客との信頼関係も築けます。
さらに、MAツールなどの自動化によって、マーケティング費用の削減も期待できます。
One to Oneマーケティングは、企業にとっても顧客にとっても、メリットが多い施策です。
よりよい成果を出すためにも、One to Oneマーケティングに取り組んでみてください。
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