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LYZON編集部

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Sitecoreのマーケティング機能 流入経路の分類・分析がより正確に「キャンペーンクリエーター」

Sitecoreのマーケティング機能 流入経路の分類・分析がより正確に「キャンペーンクリエーター」

Sitecoreはコンテンツ管理だけでなく、デジタルマーケティングに役立つ機能を多く備えています。
今回はその中のひとつ「キャンペーンクリエーター」をご紹介します。

01.
Sitecoreの「キャンペーンクリエーター」とは?

Webサイトへの流入を促すための何らかのプロモーションをSitecoeでは「キャンペーン」と呼びます。

キャンペーンクリエーターでは自由にキャンペーンを作成し、キャンペーンごとの訪問数や直帰率、コンバージョンレート、平均滞在時間などのアクティビティをSitecoreの「エクスペリエンスアナリティクス」で計測することができます。

また、同じくSitecore内の機能である「マーケティング コントロール パネル」を利用して独自の分類用ファセットを作成し、キャンペーンに設定しておくことで、キャンペーンの成果をエクスペリエンスアナリティクス上で細かく分類・整理して確認することができます。

キャンペーン単位やファセット、アセット単位でプロモーション施策の効果が個別に把握できると、効果のあった施策を再度実施したり、クリエイティブを効果の高いものに寄せていくといった戦略が立てられます。

02.
「キャンペーンクリエーター」でできること

キャンペーンの新規作成・編集

キャンペーンクリエイター > キャンペーンアクティビティを作成するを選択して新しいキャンペーンを作成します。

キャンペーン名およびキャンペーングループ、キャンペーンファセット、アセット、トラフィックの種類などキャンペーンの基本的な情報を入力して保存するとキャンペーンが作成されます。 設定は後から変更することもできます。

なお、キャンペーングループやキャンペーンファセットなど分類用のラベルはマーケティングコントロールパネルから作成し、デプロイしておくとドロップダウンリストで選択できるようになります。


キャンペーンのトラッキング

キャンペーンを作成するとキャンペーンごとにトラッキングコードが発行されます。
キャンペーンクリエイター内のキャンペーン一覧から任意のキャンペーンを選択し、個別の管理画面を開くとページ下部の「キャンペーンの実行」の内のキャンペーンリンク欄に「sc_camp=」ではじまるコードが表示されています。
このコードをコピーし、各種リンクや広告に設定するURLの末尾に付与すると、キャンペーンごとの動きをリアルタイムでトラッキングできます。
トラッキングコードは、元のURL末尾と「?」で繋げ、次のように付与します。

http://**************************?sc_camp=XXXXXXXXXXX

トラッキングで収集した情報はエクスペリエンスアナライザーの集客 > キャンペーンから確認できます。
デフォルトではキャンペーングループごとのリストで表示され、キャンペーングループ名をクリックするとさらに細かい分類で確認することができます。


分類フィルターを使用したキャンペーンの表示

キャンペーンの分類フィルターでは、キャンペーンファセットやアセットなどのラベルを任意に選択してキャンペーンの絞り込み表示ができます。
複数のキャンペーンを作成した場合でも、現在どのようなキャンペーンが動いているのかの確認や管理がしやすくなります。


03.
キャンペーンクリエイーターを利用するメリット

チャネルやキャンペーングループをまたいだ監視がしやすい

独自に設定したキャンペーングループやファセットごとに、エクスペリエンスアナリティクス上で効果を簡単に確認できます。
これにより、異なる分類軸を用いて、成功したキャンペーンを迅速に特定することができます。

企業によって実績を把握したい軸は様々ですが、製品カテゴリ、地域、部門など、任意の軸で自由に設定が可能です。この柔軟性が、レポートの確認をより容易にします。

さらに、多数の広告媒体を使用したり、多様な流入チャネルを持つ場合でも、エクスペリエンスアナリティクスを通じて比較分析が容易になり、最も効果的なキャンペーンを正確に見極めることができます。


キャンペーンとコンテンツの紐付けができる

ランディングページとして機能するコンテンツを特定のキャンペーンにリンクし、その表示と効果測定を一元管理できます。
特に、オフライン(例えば、雑誌や新聞の広告)とオンラインの広告キャンペーンを並行して行う場合に有効です。

オフライン広告に対して設定されたキャンペーンには、特定のトラッキングコードを発行し、そのコードをオフライン広告用のURL(QRコードや短縮URL形式も可)に組み込むことで、オフライン広告からのアクセスを受けたユーザーを直接、関連するランディングページへ誘導できます。
これにより、遷移先が同じでもオンラインとオフラインの動きを区別して効果を測定し、各々の成果を明確に把握することが容易になります。




キャンペーンクリエイターを利用することで、複数の媒体や分類をまたいだ効果検証をより効率よく、正確に行えるようになります。
具体的な活用方法や、その他のマーケティング機能についても知りたい方はぜひLYZONにお問い合わせください。



※エントリーの内容・画像等は、公開時点での情報に基づきます。
※Sitecoreのバージョンによって実装されている機能が異なります。

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