動画で解説!Sitecore導入の費用対効果について
01.
デジタルマーケティングツール vs. Sitecore
近年、WebサイトとMA(マーケティング・オートメーション)ツールを複合的に用いることにより、ユーザーへ提供する情報の質を高めることが可能になっています。
ただし、デジタルマーケティングの施策もレベルによって費用が大きく異なります。
Sitecoreは、CMS機能だけでなくMAの機能も標準で実装されており、MAツールを追加で実装しなくても、ワンプラットフォームでデジタルマーケティングの対策が可能です。
複数のMAツールを導入する場合の課題としては以下のようなものが考えられます。
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ツールごとに使い方が異なるので、運用が困難
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ツールごとにランニングコストが発生する
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キャンペーン単位でのマーケティングに限定されるケースが多い
もちろん、CMSとの連携のコストとしても必要になりますし、なにより一般的なMAツールはLPなどのキャンペーン単位でのマーケティングに限定されることが非常に多く、サイトに来たユーザーに対してサイト全体を通したナーチャリングを行うことが難しい場合が多いです。
一方、Sitecoreであれば以下のようなメリットを提供することができます。
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Sitecoreアプリだけで、さまざまなデジタルマーケティング機能を標準的に使える
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相対的にランニングコストを抑えられる場合がある
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Sitecoreで管理しているアイテム全てにマーケティングを行うことができる
ツールをSitecoreに統合できれば、複数のツールを使う必要もなくなり、運用コストを下げることができます。
多くの企業が次のリニューアルまでに、少なくとも3~5年はかけることを考えると、ランニングコストは同等規模のMAツールを使うよりも、Sitecoreを用いたほうが低く抑えられます。
また、肝心のマーケティングにおいても、Sitecoreでは管理しているすべてのアイテムに対してマーケティングを実施することができるので、単純にデジタルマーケティングの機能を比較しても、非常に価値の高いソリューションとなっています。
初期の実装費用だけを考えれば、SitecoreとMAツールを比較したときに、Sitecoreの費用対効果は低く見えるかもしれませんが、中長期的に考えれば、多くのMAツールよりもSitecoreの費用対効果は高いと言えます。
02.
セキュリティコスト vs. Sitecore
セキュリティコストについての問題も、Sitecoreが解決策の一つになるかもしれません。
Sitecoreは複数のサイト運用においても大きな効果を発揮します。
企業様が複数のサイトを持っている場合、管轄部署ごとに別のインフラ環境で管理されていることも多いですが、その場合、考慮すべき課題としては以下のようなことが考えられます。
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インフラ費用がそれぞれに発生する
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セキュリティ対策もそれぞれに発生する
環境が複数に分かれれば必然的に、インフラ費用とセキュリティ対策費用は持っている環境の数だけ必要になってしまいます。
しかし、Sitecoreならその必要はありません。
Sitecoreは1つの環境で複数サイトを別々に管理することができる為、セキュリティコストの面でも下記のようなメリットがあります。
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セキュリティコストを集約し、コストダウンが図れる
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DR対策も一括で実施できる
環境を一つに集約できるので、インフラ費用やセキュリティ対策費用も1つに集約できます。
もちろん環境を1つにしても、企業様は複数のサイトをこれまでと同じように更新し、運用をすることができます。
03.
まとめ
以上のように、Sitecoreではワンプラットフォームで多くの機能をまとめて管理できるため、複数のツールや複数のインフラ環境を別々で管理するよりも、時に安価に、さらには運用においても効率的に管理することが可能です。
SitecoreはオープンソースのCMSと異なりライセンスに費用が発生しますが、その分標準で搭載されている機能がとても多く、複数のツールや機能をSitecore1つに集約して運用を行うことが可能です。
費用対効果という意味では、とても高い効果を感じていただけるはずです。
※エントリーの内容・画像等は、公開時点での情報に基づきます。
※Sitecoreのバージョンによって実装されている機能が異なります。