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会員サイトとは? 会員サイトの3つの方式

会員のみがWebサイトにアクセスでき、一般ユーザーと会員ユーザーで閲覧できるコンテンツを制御できるのが会員サイトです。
この会員サイトはクローズドサイトとも呼ばれ、運営の目的に応じてさまざまな種類があります。

種類や形態に違いはありますが、会員制サイトの共通のメリットとしては、会員との関係を強化し、製品やサービスの追加購入を促進できる点があります。

この記事では、会員制サイトの3つの形式について紹介します。

01.

会員サイトとは

会員サイトとは、会員登録したユーザーだけに情報を提供したり会員同士のコミュニティの場を設けたりできるWebサイトのことです。
基本的に会員登録したユーザーのみがすべてのページを閲覧しサービスを利用できるタイプと、会員登録していないユーザーも一部のページやサービスを利用できるタイプの2種類に分けられます。

また、会員登録なしで一通りのサービスを利用できるものの、登録するとさらに便利にサービスを利用できるタイプも存在します。このようにサイトを運営するサービス提供者の目的に応じて、さまざまな公開方式が採られるのが会員サイトの特徴です。

ここではWebサイトの公開方式について紹介します。

02.

Webサイトの3つの公開方式

会員サイトでは、すべてのユーザーに公開する必要のない情報や、公開できない・したくない情報を扱うことがあります。
そのため、誰もがアクセスや注文できる「オープンサイト」ではなく、一部の会員のみが閲覧や注文できる「クローズドサイト」や「セミクローズドサイト」といった公開方式が一般的です。

まずは、この「オープンサイト」、「クローズドサイト」、「セミクローズドサイト」の3つの公開方式の特徴についてご紹介します。

オープンサイト

オープンサイトとは、一般ユーザーの誰もがほぼすべてのページにアクセスできる一般的な公開方式です。

EC機能のあるオープンサイトの場合、会員登録なしで注文することもできますが、会員登録してログインすると配送先の情報などが登録できたり、履歴を閲覧できたりします。

クローズドサイト

クローズドサイトとは、完全に会員限定のWebサイトであり、一般には公開されていません。
ユーザーがブラウザでアクセスした際、ログイン画面のみが表示される場合と、会員登録の申請画面が表示される場合があります。

ログイン画面のみが表示される場合、サイトの運営管理者が管理画面で会員登録を行います。一方、会員登録申請画面が表示される場合は、ユーザーが必要な情報を入力し、申請を完了させると、管理者に申請メールが届きます。管理者が管理画面で申請を承認することで、初めて会員として利用できるタイプや、申請したユーザーが自動的に会員登録されるタイプに分けられます。

クローズドサイトは一般に公開されていないため、SEO対策ができず、検索エンジンからの新規顧客獲得は期待できません。そのため、特定の取引先やユーザーに対して、事前に会員登録申請の案内を行う必要があります。
新規顧客からの会員登録申請を希望する場合は、次項で説明するセミクローズドサイトを利用するか、会員募集用の別サイトを用意する必要があります。

セミクローズドサイト(半クローズドサイト)

セミクローズドサイトとは、一部の情報を一般公開しつつも、限定コンテンツの閲覧や商品の注文時には会員登録が必要なWebサイトです。クローズドサイトと違い、一定の情報を公開することで新規顧客を獲得できる点が異なります。
例として、BtoBの卸売りサイトなどで、一般ユーザーには定価で販売し、会員ユーザーには卸売価格で販売するといったこともあり、運営側はシステムのテンプレートを目的に応じてカスタマイズする必要があります。
一部のセミクローズドサイトでは新規会員登録の際に審査が行われるケースもあります。一方、審査が不要で即座にログイン可能な場合は、誰でもが会員登録とログインが可能で、オープンサイトに近い性質を持ちます。
会員サイトは基本的に「クローズドサイト」と「セミクローズドサイト」のどちらかの公開方式を採用したサイトです。

03.

Webサイトの3つの構築方式

構築方式にも、サイトの規模などによって大きく分けて3つの方式があります。

会員サイト構築専門サービスSaaSを利用

コンテンツを効率よく管理することと両立したい場合におすすめです。また、短期間で高機能なサイトを構築することが可能ですが、カスタマイズしづらい部分があります。

小中規模会員サイト構築CMS

連携開発や自社の独自のWebアプリを開発したい場合、Drupalなど小中規模向けCMSを利用して、会員サイト構築がおすすめですが、セキュリティ管理の難易度が高く、懸念が多い部分があります。

大規模会員サイト構築

規模が大きく、別DBとの連携など連携開発が多い場合におすすめです。大規模サイト向けCMSであるSitocoreであれば、認証基盤連携、CRM/SFA連携、その他基幹連携なども含めて、高度なWebアプリケーションの開発をすることが可能です。

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