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Sitecore(サイトコア)の「パブリッシュ」機能をわかりやすく解説

Sitecore(サイトコア)の「パブリッシュ」機能をわかりやすく解説

今回はSitecore(サイトコア)における「パブリッシュ」機能についてわかりやすく解説していきます。

01.
「パブリッシュ」とは

「パブリッシュ」とは編集したコンテンツをサイトに反映することです。
Sitecoreのパブリッシュには「サイトをパブリッシュ」と「アイテムをパブリッシュ」の2種類があり、両者を使い分けることで柔軟にコンテンツの反映を行うことができます。

またSitecoreのパブリッシュは差分のあるアイテムのみパブリッシュすることも可能なため、処理の効率化も図ることができます。

02.
「サイトをパブリッシュ」と「アイテムをパブリッシュ」の違い

「サイトをパブリッシュ」と「アイテムをパブリッシュ」の違いは何かというと、反映するコンテンツの範囲です。
「サイトをパブリッシュ」がサイト全体をパブリッシュするのに対し、「アイテムをパブリッシュ」はアイテム毎にパブリッシュをかけることができます。

部分的にコンテンツを編集した場合など、多くの場合は「アイテムをパブリッシュ」することでサイト反映を行いますが、編集箇所が非常に多い場合などは「サイトをパブリッシュ」で一括パブリッシュすることもあります。

「サイトをパブリッシュ」の注意

上述の通り、ほとんどの場合パブリッシュは「アイテムをパブリッシュ」で行います。

「サイトをパブリッシュ」する(=サイトの全てのアイテムをパブリッシュする)場合、編集途中のアイテムまでパブリッシュされてしまう可能性があります。
また、アイテムが極端に多い場合などはパブリッシュ処理が非常に重くなるケースもあります。

そのため、「サイトをパブリッシュ」は慎重に実施する必要があります。

03.
アイテムをパブリッシュする方法

今回は「アイテムをパブリッシュ」する方法をメインに解説していきます。

まず、パブリッシュをかけたいアイテムを選択します。

パブリッシュタブからパブリッシュグループを選択して、「アイテムをパブリッシュ」を選択します。
※メニュー構成はサイトコアのバージョンや管理画面のカスタマイズ状況により若干異なる可能性があります

パブリッシュする言語やパブリッシュのターゲットになる環境を選んで「パブリッシュ」をクリックすれば基本的にはパブリッシュが完了します。
変更をサイトで確認してみてください。

オプション「スマートパブリッシュ」と「リパブリッシュ」の違い

パブリッシュダイアログ内のオプション「スマートパブリッシュ」と「リパブリッシュ」の違いは、差分のみパブリッシュするかどうかの違いです。
「スマートパブリッシュ」は差分のみパブリッシュ、「リパブリッシュ」は差分の有無にかかわらず、選択したアイテムを改めてパブリッシュします。

「サブアイテムをパブリッシュ」と「関連アイテムをパブリッシュ」の違い

「サブアイテム」というのは選択したアイテムの子アイテムのことを指します。 これを選択してパブリッシュをすると、選択したアイテム(親アイテム)+子アイテムも含めたパブリッシュが可能です。

「関連アイテム」は少しわかりにくいかもしれませんが、例えば選択したアイテム内にメディアライブラリ内の画像(A)への参照が存在した場合、そのAも含まれることを意味します。

相互に参照関係にあるアイテムが全てパブリッシュされますが、アイテムによっては一見影響範囲がわかりづらいこともあるため、むやみに実施することはお勧めしません。

このように、Sitecoreではオプションを使い分けることで、柔軟かつ効率的にパブリッシュをかけることが可能です。

04.
パブリッシュ禁止(取り消し)の方法

誤ってアイテムをパブリッシュしてしまった場合など、パブリッシュを取り消してサイト反映を取り下げたい場合もあるかと思います。
そういった場合は「パブリッシュ禁止」機能をつかいます。

方法①:「変更」→パブリッシュ設定ダイアログから「パブリッシュ禁止」

対象アイテムを選択した状態で、パブリッシュタブから「変更」を選択して、パブリッシュ設定ダイアログで「アイテム」タブを選択、「パブリッシュ可能」のチェックを外します。

変更を保存したら対象アイテムをパブリッシュしなおして完了です。

方法②:対象アイテムのコンテンツタブから設定

対象アイテムを選択した状態で、画面右側のコンテンツタブ内、「パブリッシュ」項目まで画面をスクロールします。
すると「パブリッシュ禁止」(Never publish)のチェックボックスがあるので、そこにチェックを入れます。

変更を保存したら対象アイテムをパブリッシュしなおして完了です。

サイトを確認すると対象アイテムが未反映状態に変わったことがわかるかと思います。

05.
おわりに

いかがでしたか?
Sitecoreではオプションを活用してより柔軟に、効率的なサイト反映が行えることがわかったかと思います。

私たちLYZONは他にも様々なSitecore運用ノウハウを有しています。
Sitecoreサイト運用でお困りのことがありましたら、是非お気軽にご相談いただければと思います。

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※エントリーの内容・画像等は、公開時点での情報に基づきます。
※Sitecoreのバージョンによって実装されている機能が異なります。

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