01.
新型コロナウイルスによるビジネスの新常識と、それに伴った新たなマーケティング戦略の重要性
新型コロナウイルスによるビジネスの新常識とは何でしょう。またそれに伴った新たなマーケティング戦略がなぜ重要なのでしょう。
ここではそれを明らかにするうえで、一つの例として、対面営業からWeb会議がメインとなった変化を取り上げます。
さて、BtoBビジネスにおける「お客様に商品をご購入いただく流れ」としては下記のようなステップがあると私は考えています。
ビフォーコロナ時代では、上記に対し対面(ここで言う対面とは、客先へ足を運ぶ営業方法を指しています)で営業マンが顧客をフォローし、契約まで結び付けていました。
しかしウィズコロナ時代となり状況は一変、テレワークの浸透で顧客先への訪問回数は急激に減少し、会議形態はWeb会議が主流となりました。
実際に顧客先への訪問が困難になったことで最新の情報が提供できず、受注率が低下傾向にある、などのお悩みを抱えている企業様も多いのではないでしょうか。
こうなってくると、マーケティング施策として、戦略から練り直す必要があります。
ここで重要なのは、季節性インフルエンザのように新型コロナウイルスをある程度コントロールできるようになっても、すべてが元には戻らないということです。
アフターコロナ時代が到来した際には、ニューノーマル(≒新たな当たり前)といわれる時代の再来が確実視されています。端的にいえば市場も企業も変化は避けられない状態です。
つまり、今後も新しいマーケティング戦略が常に求められ続けることが予想されます。
02.
新しいマーケティング戦略の一つの具体例と
Web対策の重要性
では新しいマーケティング戦略とは、具体的にどのようなことに取り組めばいいのでしょうか。
前述のとおり、対面での営業はウィズコロナ時代で非常に困難になりました。
それに伴い実際に弊社へのお問合せとしても増加しているお客様課題が3点あります。
①いままでは顧客先へ足繫く通って顧客とのリレイションを構築していたが、新型コロナウイルスの影響で顧客先へ足を運ぶ回数も減り、信頼関係の構築が困難になっている。
②顧客先への訪問が困難になったことで、定期的に行っていた情報発信ができなくなってしまった。
③顧客とのコミュニケーションの機会が減り、顧客の潜在的な課題や改善テーマがうまくつかめておらず、受注に繋がらない。
上記を見ると、多くの企業様が従来の営業活動では満足な受注に繋がらないことは自覚しつつも、具体的な解決方法がわからず四苦八苦しておられることがわかります。
ここで私が今後重要になってくる新しいマーケティング戦略として考えている1つが「Webサイトを活用した営業活動」です。
これは欧米や中国などのIT先進国では既に多くの企業が用いている手法ですが、自社サイトに商品を載せるだけでなく、そこで顧客とチャットでコミュニケーションが取れたり、充実した検索システムで入手したい情報が簡単に手に入ったり、欲しいと思ったらボタン一つで簡単に注文ができたり、そういった従来営業マンが訪問などを通して行っていた営業を、Webサイト上で完結してしまおうとする手法です。
Web上であれば常に最新の自社情報を動画や資料を用いて発信することも可能です。
今後そのようなサイトが日本でも増加することは容易に予想できます。これがなぜ重要かと言えば、2020年の某調査会社のレポートによれば、各企業がコロナ禍において注目しているマーケティング活動としてSNS活用/SNS広告(57%)、eコマース(35%)、オウンドメディア(34%)、動画活用(33%)、オンラインのイベント/セミナー/展示会(28%)、Web接客(28%)などの所謂Web対策分野が非常に多くなっています。
つまり、今後自社のWeb対策に乗り遅れることは、多くの機会損失を会社に生じさせるのです。
03.
まとめ
「Web対策をいち早く進めることが肝心」
現在、Web対策をすでに始めている企業様がいる一方で、課題は明確でも解決策を迷われている企業様もございます。今後到来するアフターコロナ時代において機会損失を防ぐには、いち早く自社のWeb対策に取り組むことが重要です。
特に弊社の得意分野である「Sitecore(サイトコア)」は、Webサイトの運営や更新、SNSとの連携、ブログの管理、パーソナライズ(個々のユーザーごとに表示させるページをカスタマイズさせる機能)を一元的にできる高性能なCMSです。
アフターコロナ時代に必要なWeb対策や営業基盤の確立を実現できます。ぜひ一度ご相談いただき、貴社のお力になれれば幸甚です。
※エントリーの内容・画像等は、公開時点での情報に基づきます。
※Sitecoreのバージョンによって実装されている機能が異なります。