SITECORE MANIA 開発者向け技術ブログ

パフォーマンス・チューニング

新藤

新藤

インストール時に必須なキャッシュの設定

今回はSitcoreのインストール時にやるべきキャッシュの設定を説明します。

次の表は、データベース キャッシュおよび html 出力キャッシュの推奨初期値を示しています。
これらの値は、64 ビット モードで稼働していることに基づいています。
32 ビット モードで稼働中のシステムについては、この半分の値を設定します。
利用可能なメモリーの制限により、32 ビット モードを使用しないことを強く推奨します。

環境/ターゲット キャッシュ
コンテンツ配信のみ
Web プリフェッチ 200MB
Web データ 200MB
Web アイテム 200MB
出力(サイトごと) html 100MB
CMSのみ
Master プリフェッチ 200MB
Master データ 200MB
Master アイテム 200MB
CMS およびコンテンツ配信が同じサーバーにある (Master および Web データベース)
Master プリフェッチ 200MB
Master データ 200MB
Master アイテム 200MB
Web プリフェッチ 150MB
Web データ 150MB
Web アイテム 150MB
出力(サイトごと) html 100MB
CMS およびコンテンツ配信が同じサーバーにある (ライブ モード)
Master プリフェッチ 300MB
Master データ 300MB
Master アイテム 300MB
出力(サイトごと) html 100MB

 

データ キャッシュおよびアイテム キャッシュを設定する手順

Web.configの<configuration><sitecore><databases><database id=”x”><cacheSizes>の値を変更

<cacheSizes hint="setting">
  <data>200MB</data>
  <items>200MB</items>
  <paths>1MB</paths>
  <itempaths>20MB</itempaths>
  <standardValues>1MB</standardValues>
</cacheSizes>

 

プリフェッチ キャッシュを設定する手順

App_Config\Prefetchディレクトリ内の各データベース(Core,Master,Web)の設定ファイルの<configuration><cacheSize>の値を変更

<configuration>
  <cacheSize>200MB</cacheSize>
  ・・・
</configuration>

 

html 出力キャッシュを設定する手順

Web.configの<configuration><sitecore><sites><site name=”website”>の値を変更

<sitename="website ・・・ htmlCacheSize="100MB" ・・・ />

以上です。
上記キャッシュ設定をすることで格段にパフォーマンスが上がることがあるので、行うことをおすすめします。



※エントリーの内容・画像等は、公開時点での情報に基づきます。
※Sitecoreのバージョンによって実装されている機能が異なります。

この記事を読んだ人はこちらの記事も読んでます

Sitecore導入に関するご相談・資料ダウンロード

導入をご検討・ご依頼の方や、サービスについてご不明点がございましたらお気軽にお問い合わせください。

Sitecoreの運用問題を解決する

既にSitecoreを導入しているお客様向けサービス