デシリアライズはシリアル化されたアイテムをサイト上で復元する機能になります。
シリアル化とは何かにつきましてはこちらの記事を参照してください。
https://sitecore.lyzon.co.jp/techblog/others/20240820/
デシリアライズはシリアル化を行った環境とは別の環境でも実行できるため、パッケージのようにアイテムを別環境へ取り込むことが可能です。
また、パッケージよりも大量のアイテムを高速に取り込むことができます。
ただし注意点として、シリアル化されていないアイテムがデシリアライズ対象パス配下に存在していた場合、デシリアライズ時にアイテムが削除される場合があります。
反映するアイテムが少ない場合、運用中のサイトである場合はパッケージでのアイテム取り込みをおすすめします。
デシリアライズ手順
本手順はアイテムのシリアル化を既に行っている前提になります。
1.シリアル化したアイテムの格納
アイテムをシリアル化すると、App_Dataフォルダ配下の「serialization」フォルダ内にファイルが生成されます。
シリアル化を行った環境とは別の環境でデシリアライズを行いたい場合は、実行する環境の「serialization」フォルダ内にシリアル化アイテムのファイルを格納します。
2.デシリアライズ対象アイテムの選択
デシリアライズは選択したアイテム配下にアイテムの取り込みが行われます。
必ず実行する前に取り込み先アイテムを選択してください。
3.デシリアライズの実行
デシリアライズのボタンは「開発」タブ ※EN表記の場合は「Developer」の中にあります。
「ツリーを元に戻す」をクリックすることでデシリアライズが実行されます。
以上がデシリアライズを実行する手順になります。
補足
開発タブが表示されない場合は、リボン内で右クリックし「開発」にチェックを入れるとタブが表示されます。
右クリックしても見つからない場合はロールの権限によって表示されない場合があります。
※エントリーの内容・画像等は、公開時点での情報に基づきます。
※Sitecoreのバージョンによって実装されている機能が異なります。