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Sitecore(サイトコア)におけるシリアル化について

今回はSitecoreにおけるシリアル化についてご紹介します。

シリアル化とは

シリアル化とはデータベース全体またはデータベース内の一部のアイテムの情報をテキストファイルに変換することです。 このシリアル化したファイルを使うことで複数環境下でのデータベースやアイテムの変更を同期したりバックアップが容易に行えます。 Sitecoreではこのシリアル化の機能が標準搭載されています。

シリアル化を使ったアイテムやDB管理のメリット

アイテムの管理にはほかにもパッケージ化やUnicornを使う方法も考えられます。ここではシリアル化によるアイテムの管理を行うことでどのような利点があるかについてご紹介します。

  1. git管理ができる

    ファイルとして扱うのでgitによるバージョン管理が可能です。

  2. 特別な設定が不要

    Sitecoreの標準機能であるため特別な設定が不要です。

  3. シンプルな操作

    コンテンツエディタから簡単に操作できるので単純なアイテムの変更にはシンプルな操作で対応が可能です。

シリアル化の方法

  1. コンテンツエディタを開き、シリアル化したいアイテム(またはアイテムツリー)を選択した状態で開発タブの「アイテムをシリアル化」を選択

    シリアル化の場所の説明画像

  2. C:\inetpub\wwwroot\サイト名\App_Data\serialization\[DB名]\[アイテムパス]配下にシリアル化したファイルが生成される

    シリアル化したファイル生成画像

「更新」、「元に戻す」機能について

シリアル化したファイルからアイテムへ反映させる機能は二つあり、それぞれ用途が異なります。

  • アイテムを更新

    シリアル化したファイルの変更をもとにアイテムの情報を更新する機能で主にバージョン管理で使用します。

  • アイテムを元に戻す

    アイテムの変更をシリアル化した時点まで戻す機能で主にバックアップからの復元で使用できます。



※エントリーの内容・画像等は、公開時点での情報に基づきます。
※Sitecoreのバージョンによって実装されている機能が異なります。

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