概要
サイトコアクライアントのログインセッションとは、サイトコア管理画面にログインした後ログアウトするまでの、ログインが保持された状態を指します。
非アクティブな状態が、設定したログインセッションの保持期間分だけ継続すると、セッションが切断されて、ログアウトしてしまいます。
本ページでは、ログインセッションの保持期間の変更方法と、期間を長めに変更するメリットとデメリットについて、説明します。
変更方法
下記の設定の「value」で、ログインセッションの保持期間(分)が定義されます。
・「Sitecore 8」以前では、「Web.Config」内に定義されています。
・「Sitecore 8」以降では、「App_Config\Sitecore.Config」内に定義されています。
上記のファイル内の「value」設定を変更することで、ログインセッションの保持期間(分)を変更できます。
設定値の変更に際しては、直接的なファイルの編集ではなく、パッチファイルでの変更が推奨されています。
エディタにて、「value」値を、希望するログインセッションの保持期間(分)に指定して、下記の内容を作成します。拡張子「.config」のファイルとして、「App_Config\Include」内に配置すれば、既存の値が上書きされます。
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期間を長めに変更するメリットとデメリット
メリット
・「リッチテキストエディタ」での作業は非同期であり、非アクティブ状態に該当します。そのため、編集作業をしていても、60分(デフォルト値)を経過するとログインセッションが切れてしまいます。編集した内容が保存できなくなる可能性を、減らす事ができます。
デメリット
・ユーザーがログアウトせずにブラウザを閉じた場合、ログインセッションは設定された保持期間分だけ続きます。サイトコアに同時にログインできるユーザー数が上限に達してしまうと、それ以上はログインできません。不用意なセッション切断により、ログインできなくなる可能性が生じます。
以上になります。
※エントリーの内容・画像等は、公開時点での情報に基づきます。
※Sitecoreのバージョンによって実装されている機能が異なります。