■クローン機能概要
オリジナルアイテムのフィールドが更新されるとクローンアイテムのフィールドもそれに対応して更新されます。
対応して更新されるということで非常に便利な機能なのですが、この場合クローンで作成したアイテムはどうなるのでしょうか?
いくつかのパターンを挙げて解説を行います。
1.クローンを編集した後、オリジナルを編集した場合
クローンを編集した後、オリジナルを編集すると通知が表示され、下記の選択肢が与えられます。
- オリジナル アイテムをレビューする
- 変更を適用する
- 変更を拒否する
2.オリジナルに子アイテムを作製した場合
オリジナルアイテムの下に子アイテムを作製すると、これらのサブアイテムのクローンを作製するかどうかを尋ねるメッセージが表示されます。
- 新しいサブアイテムをレビューする
- 新しいサブアイテムのクローンを作成する
- 新しいサブアイテムのクローンを作成しない
3-1.クローンのバージョン管理をもつアイテムをクローンした場合
複数のバージョンをもつアイテムのクローンを作成すると、最新のバージョンのみがクローンにコピーされます。
そして、オリジナルの古いバージョンを更新してもクローンには引き継がれません。
3-2.オリジナルに新しいバージョンを追加した場合
その場合、下記の選択肢が表示されます。
- 新しいバージョンをレビューする
- 新しいバージョンに更新します
- 新しいバージョンに更新しない
3-3.オリジナルアイテムのバージョンを削除した場合
クローンだったものがオリジナルになります。
削除対象のアイテムのバージョンにはクローンがあることを通知するメッセージは表示されます。
4.クローンを解除した場合
クローンのすべてのフィールドはそのまま残り、クローンとオリジナルアイテムの間の接続は解消されます。
クローンはオリジナルアイテムとなります。
5.オリジナルアイテムを削除した場合
オリジナルアイテムを削除すると、すべてのクローンはクローン解除され、オリジナルアイテムになります。
削除する際はアラートが出ます。
6.クローンとワークフロー
ワークフローにあるアイテムのクローンを作成すると、ワークフローとワークフロー状態のプロパティはクローンアイテムにコピーされます。
ワークフローフィールドがコピーされた後では、クローンのワークフロープロパティとオリジナルアイテムのワークフロープロパティは接続関係を持ちません。
オリジナルアイテムのワークフロー状態を変更した場合、クローンのワークフロー状態は変更されません。
7.__Source フィールド
クローンの各バージョンはオリジナルアイテムの1つのバージョンに接続されています。
これは [高度な設定] セクションの [__Source]フィールドに定義されています。
※エントリーの内容・画像等は、公開時点での情報に基づきます。
※Sitecoreのバージョンによって実装されている機能が異なります。