似ているデータ型の使い分けを3つご紹介します。
その1 DroplistとDroplinkの違い
データ型で似ているDroplistとDroplinkの違いは、ストアされる値が異なります。
ストアさせる値は以下の通りです。
○Droplist
→アイテムの名前
○Droplink
→アイテムのID
よって、より汎用的に使えるIDがストアさせるDroplinkの方を
基本的に使用するほうがいいかと思います。
その2 リストから複数選択できる「Multilist」「Treelist」「TreelistEx」の3つのデータ型の違い
■機能
1.Multilist
・ソースプロパティで指定したアイテムのサブアイテムを選択
・選択するアイテムの並び順は名前の昇順
・選択したアイテムの並び替えは可能
2.Treelist、TreelistEx
・ソースプロパティで指定したアイテムからの子孫を選択
・選択するアイテムの並び順はツリー構造と同じ
・選択したアイテムの並び替えは可能
Multilistの選択するアイテムの並び順を変えることができない点を考えると、TreelistもしくはTreelistExを使用するほうがSitecoreの良さが生きると思います。
■TreelistとTreelistExの違い
○Treelist
コンテンツエディタ上でアイテムを選択
○TreelistEx
ポップアップが表示され、新しいウィンドウでアイテムを選択
よって、コンテンツエディタではTreelistよりTreelistExの方が迅速にロードされます。
また、TreelistとTreelistExの使い分けはSDNでは以下のように説明されています。
ユーザーが頻繁に編集するフィールドには Treelist フィールドタイプを使用し、編集頻度が低いフィールドには TeelistEx フィールドタイプを使用してください。
その3 「Treelist」「TreelistEx」のソースプロパティについて
上記2つのデータ型には次のパラメータを指定できます。
・DataSource
ルートアイテムの指定
・DatabaseName
DataSourceが含まれるデータベース名
・IncludeTemplatesForSelection
選択できるデータテンプレートの指定[名前orID](カンマ区切りで複数指定可)
・ExcludeTemplatesForSelection
選択できないデータテンプレートの指定[名前orID](カンマ区切りで複数指定可)
・IncludeTemplatesForDisplay
表示させるデータテンプレートの指定[名前orID](カンマ区切りで複数指定可)
・ExcludeTemplatesForDisplay
表示させないデータテンプレートの指定[名前orID](カンマ区切りで複数指定可)
・IncludeItemsForDisplay
表示させるアイテムの指定[名前orID](カンマ区切りで複数指定可)
・ExcludeItemsForDisplay
表示させないアイテムの指定[名前orID](カンマ区切りで複数指定可)
・AllowMultipleSelection
yesを指定した場合、同じアイテムを複数回選択可
※エントリーの内容・画像等は、公開時点での情報に基づきます。
※Sitecoreのバージョンによって実装されている機能が異なります。