ベンダー選びにかかっています
まずは、CMSの規模感を正しく理解するとともに、自社の今後のCMSの活用方針を含めて、CMSを選定することが重要です。
CMSによって差が付きやすい部分を整理して、比較表を作成しています。純粋な機能一覧に対する比較よりも差がはっきりとしています。
CMSの良さを引き出すための経験・ノウハウがベンダーには必要。その実力を測る1つの指標がパッケージやモジュールを持っているかということになります。
CMSのレベルが高くないと、本当の意味でのCMSのメリットが享受できません。また、CMS選定はしても、ベンダーの選定まで力が及ばず、レベルの低いCMSを構築してしまうケースが多いです。
CMSは長期で使うことで、メリットがさらに増します。中長期でサポートしてくれるベンダーを見つけることが重要です。
サイトの種類、規模、会社の規模、何を重要視するかによって選ぶべきCMSはぜんぜん違います!
■規模を考える 自社サイトにあった規模のCMSを選ぶことが重要
中堅企業であってもサイト規模が大きい場合、サイトが重要な場合、大規模CMSを選定することが重要です。会社規模も重要ですが、サイトをどれくらい重要視しているかに合わせてCMSの規模を選ぶことが重要になります。
■CMSの種類を考える
CMSごとに特性があり、オウンドメディアの構築が得意なCMS、イントラサイトの構築が得意なCMS、ECサイト向けCMS、オールラウンドで対応できるCMSなどがあります。自社の構築の種類に合わせたCMSを選定することが重要です。ただし、CMSの規模感と並行して検討することが重要です
■CMSの今後を考える
CMSを活用していき、①コンテンツの質・量の増加 ②CMSの拡張可能性 ③パーソナライズ、CDP、MAの導入 への取り組む可能性が今後高いのであれば、CMSの規模を上げていく必要性がある。
CMSを拡張する可能性があるか?
会員サイト、ログイン機能、SFA・CRM連携、PIM連携、ECサイト連携、スマホアプリ連携、条件検索機能、シミュレーション機能、SaaSサービス連携など、CMSを拡張していくことが求められています。これからWebサイトはAI活用を含め、基幹システムや別システムと連携していく可能性が高いです。
パーソナライズ、CDP、MAをやるか?
これからはWebサイトはマスマーケティングから1to1マーケティングの方向に向かいます。MA(マーケティングオートメーション)、CDP・DWH、パーソナライズ・レコメンドの活用が進みます。Webサイトで取得したデータをCRM・SFAなどと連携してCDPに貯めて、分析して、活用していくことがマーケティングにおいて非常に重要になります。特に、AI活用が本格化すると、いかに顧客データをためて活用できるかが他社との差別化ポイントになっていきます。
コンテンツを増やし、ためていく可能性があるか?
コンテンツisキングという言葉があります。自社にいかに良いコンテンツをたくさん持つかがマーケティングにおける優位な差につながります。商品やサービスの品質を上げるだけでなく、コンテンツの質・量を増やしていくことがマーケティングにおける中核です。Webサイトにコンテンツを増やしていく計画があるかないかで選ぶべきCMSが異なってきます。
■CMSによって差異が大きい部分を整理して表に変換!多くのCMSを知っているからこそできる比較ポイント!
中堅企業であってもサイト規模が大きい場合、サイトが重要な場合、大規模CMSを選定することが重要です。会社規模も重要ですが、サイトをどれくらい重要視しているかに合わせてCMSの規模を選ぶことが重要になります。
サイトの種類、規模、会社の規模、何を重要視するかによって選ぶべきCMSはぜんぜん違います!
■CMSの良さを引き出せるベンダーか?
CMSの機能比較だけで比較しがちですが、実はベンダーも非常に重要です。特にそのベンダーの良し悪しを判断するにあたっての1つのポイントがそのCMS向けのモジュールやパッケージをどれだけ豊富に保持しているかという観点があります。ベンダーが保有している経験値やノウハウも非常に重要なのですが、外部からではどれくらい本当に経験値やノウハウがあるかはわかりにくいです。そのため、1つの観点として、そのベンダーが保有しているパッケージやモジュールを確認するのが良いです。
- コストが安くできる
モジュール・パッケージ部分はコピーで良いため、開発ボリュームが減る
- 品質が高い
モジュール部分は使いまわされているので、課題が少なく洗練されている可能性が高い
- スピードが早い
モジュール部分の開発が不要なので、スケジュールも短くできる
サイトの種類、規模、会社の規模、何を重要視するかによって選ぶべきCMSはぜんぜん違います!
■CMSの本質的なメリットを考える
CMSは、運用の負荷を軽減し、場合によってはコンテンツ制作ベンダーの力を借りずともコンテンツの編集ができるようにすることで、コンテンツをよりタイムリーかつより多くのボリュームの発信ができるように導入されます。ただ、多くのCMSの実態として、コンテンツのボディ部分はHTMLをコピペするような「べた張り」という方式を採用しており、スマホ対応、アクセシビリティ、SEOなど様々な観点で、運用者の負担を下げられていないCMSが多いのが現状です。CMSを導入することで部分的には効率化するものの、その効果は限定的なケースが多いです。CMSを設計するにあたり、パーツの単位の考慮し、デザインやコーディングガイドラインを定め、システム化することで、ガバナンス力を向上させることで、よりコンテンツをスピーディに作成でき、コストを下げることができるようになります。中途半端にCMS化しても本来のCMSのメリットを享受できず、しっかりとCMS化をやりきることで、CMS化の大きなメリットを享受することができるのです。
■CMSのレベルの考え方
CMSごとに開発手法が異なりますが、どのCMSでも当てはまる「CMSのレベル」という考え方を用いて、CMSの良し悪しを判断しています。CMSの選定には時間をかけるけども、CMSのベンダー選定にまで力がかけられていないケースも多く、高いレベルのCMSを購入しても、CMSの良さを発揮しないまま利用されているお客様は非常に多いです。CMSだけでなく、ベンダーの実力も正しく精査する必要があります。弊社が考えるCMSのレベルを下記の動画で簡単に説明しているので、興味がある方は内容をご確認ください。
CMS選定のポイント
CMS選びに短期的な視点だけでなく、中長期的な視点を持つ!
■その商品をどれくらい長期で利用するかが重要
「商品Aは300万、商品Bは1000万」だとしたら、普通なら、商品Aを選びますよね?でも、実はAは3年しか使えない、Bは10年利用できるとしたら、どうしますか?答えが変わってきますよね。
なのでどれくらいのスパンで考えるかは非常に重要です。
多くのCMSはバージョンアップすることなく、3年から5年、長くても10年のスパンで、CMS切り替えにつながるケースが多いです。特に、最近ではWebサイトは様々なシステム連携することが増えており、CMSの刷新はその周辺システムへ多大な影響を与え、刷新コストは膨大に膨らみます。
■その商品でどれくらいリターンを得るかが重要
似たジャンルの「投資Aは300万、投資Bは1000万」だとしたらどちらに投資しますか?
その情報だけでは判断できないのが普通です。それは投資に対するリターンがわからないからです。
でも、実はAは売上500万へしか貢献しない、Bは売上5000万貢献するとしたら、どうしますか?
投資費用に注目することはもちろん重要ですが、どうやったらリターンを倍増できるか考えることが非常に重要です。実際に弊社のお客様でWebサイトを活用して、
数十億売上が増えたお客様、数百億規模ですが、売上が2倍になったお客様がいます。
Webの世界は変化のスピードが非常に速いです!
SNSやスマホが普及していく中で、Webサイトは様々なコンテンツの終着点になる中心地です。
Webサイトが動的になり、様々なシステムと連携し、ログイン機能、会員機能(契約の確認からアフターフォローなど)、シミュレーション機能、EC機能までどんどんシステム連携が行われていきます。
対策の基盤として、十分な基盤を選ばない場合、ライバルと数年を差を生むことになりかねません。
SNSやスマホが普及していく中で、Webサイトは様々なコンテンツの終着点になる中心地です。
大きな機会損失をするのです。だからこそ、Web投資は非常に重要であり、ただのコスト比較で選んでは大きな失敗を生みます。
CRM、SFA、CDP、MA等々、さまざまな部署がさまざまなSaaSやWebソリューションをそれぞれ導入したが、システムとしても、顧客体験としても、全くまとまっていない。
Webサイトの対策だからWeb制作会社に頼んだがシステムのことはよくわからず、外部システム連携だからシステム開発会社に頼んだらWebサイト部分の品質がとても低かった。
Webコンサルティング会社に入ってもらい立派なデジタルマーケティング戦略を策定したのはいいが、これを自社のWebサイト上で実現するためにどのように推進すれば良いか、イメージがわかずに困っている。
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